
胃がんABC検診とは、2種類の血液検査(ピロリ菌に対する抗体と、胃の炎症や萎縮の度合いを反映するペプシノーゲン)を組み合わせて測定することで、胃がん発生のリスクを分類し評価する検診です。血液検査で胃がんになりやすいリスクを総合的に判定します。
胃がピロリ菌に感染していないか調べる検査です免疫能の働きが不十分な幼少期(4~5歳)頃までに感染すると考えられています。子供の頃に感染しなかった場合、大人になってから感染することは稀だと言われています。
胃粘膜の老化(萎縮)の状態を調べる検査です。胃粘膜から分泌されるペプシノーゲンは一部が血中に出てきます。萎縮が進んだ胃は、胃がんになりやすいと言われています。血中のペプシノーゲンを測定することで、胃がんのリスクを評価できます。
◎血液検査は食事の制限はありません。

【胃の病気のなりやすさ】
A群<B群<C群<D群
下のいずれかに当てはまる方は正しい結果が得られない場合があります。
この検査はあくまでも「胃がんのなりやすさ」を判定するものです。検査結果がB・C・D群であっても必ず胃がんになるということではありません。
◎ABC検診は、ピロリ菌がいるか気になるけど、胃カメラをすることに抵抗がある方にお勧めです。
(胃がんのリスクを評価する検査です。胃がんを診断する検査ではありません。)
上記以外の方でABC検診(ピロリ菌検査)希望の方は自費診療で受けていただくことが可能です。
※「胃カメラ(胃内視鏡検査)」を行えば保険適応になります。「ピロリ菌がいるかどうか知りたい」というだけでは保険は使用できません。
胃がんの発生リスクは比較的低い状態です。ただし、胃痛など自覚症状がある場合は医師との相談の上、胃カメラの実施を検討ください。
胃がんの発生リスクがあります。胃酸分泌が多いと推定され胃潰瘍・十二指腸潰瘍に要注意です。胃カメラを実施しピロリ菌除菌を検討ください。
胃がんの発生リスクが高い状態です。慢性胃炎の状態が推定され、すぐに胃カメラを実施し、ピロリ菌の除菌をお勧めします。
胃がんのリスクが極めて高い状態です。高度の慢性胃炎があると考えられます。ピロリ菌感染の結果、萎縮がすすみ、結果としてピロリ菌が生きていけなくなり排除された状態です。すぐに胃カメラで精密検査が必要です。ピロリ菌の感染診断(便中抗原検査や尿素呼気試験で再検査)が必要です。陽性である場合は除菌療法が必要です。
※胃カメラを実施しない場合、ピロリ菌除菌治療費・除菌確認検査は自費診療となります。
■ピロリ菌の除菌治療は、3種類の薬を1日2回・7日間連続で服用します
一次除菌が成功しなかった場合は、抗生剤を変更し二次除菌を行います。
【除菌成功率の目安】
■ピロリ菌の除菌確認検査は、尿素呼気試験(呼気テスト)を実施します
他の検査をご希望の場合はご相談となります。
除菌後も胃カメラが必要です!
除菌後も胃がんリスクがゼロにんる訳ではありません。特に長年の感染によって萎縮性胃炎が進んでいた方は、除菌後も年単位でフォローアップが推奨されてます。(除菌前から進行していた粘膜変化が残っている、除菌後の胃がんは発見されにくい形で進行する例がります)
除菌後の方も年1回程度の定期胃カメラ(胃内視鏡検査)をお勧めします。
※藤枝市「胃がんリスク判定(ABC検診)」受診後は健康推進課で管理され、検査案内(継続検査)通知が届くようになります。
【保険適応条件】
①胃カメラ検査や造影検査で慢性胃炎・胃潰瘍・十二指腸潰瘍が診断されている
その他:胃MALTリンパ腫がある場合、特発性血小板減少性紫斑病の患者、早期胃がんの内視鏡治療後の患者
②ピロリ菌感染が検査で確認されている